子宮頸癌予防ワクチンについて

◆子宮頚癌予防ワクチンについて
★サーバリックスに続きガーダシルが発売されました
 
子宮頚癌予防ワクチンは2011年9月15日から2種類のワクチンが公費にて接種可能となりました。
2011年8月26日に新しいタイプの子宮頚癌予防ワクチンの商品名「ガーダシル」(MSD社製)が発売されました。すでに子宮頚癌ワクチンとして商品名「サーバリックス」(GSK社製)は発売されており、接種を開始しております。
サーバリックスが原因となる発癌ウィルスのヒトパピローマウィルス(HPV)16,18型の2価のワクチンであるのに対し、ガーダシルは6,11,16,18型の4価のワクチンが含まれています。
子宮頚癌の原因ウィルスの60%は16,18型ですので、従来の物も、新製品も、子宮頚癌に対して同じウィルスを予防することになります。

今回ガーダシルに新たに追加されている6,11型は子宮頚癌とは無関係な尖圭コンジローマなどの予防に有効です。尖圭コンジローマは外陰部、肛門周囲、膣、子宮頚部などにできる”いぼ”の一種で再発を繰り返す厄介な病気です。その他6,11,16,18型は外陰上皮、内腫瘍、膣上皮内腫瘍の原因にもなります。
つまりガーダシルにはサーバリックスにないおまけのワクチンが含まれているということになります。

子宮頚癌に対する予防効果はというと、欧米での3年くらいの経過では、どちらも差がないといわれていますが、サーバリックスの方が16,18型の抗体の量が多く、長期間に作用が持続するという報告もあります。

まとめると、子宮頚癌に重点を置いて長期間予防したい場合はサーバリックスを、尖圭コンジローマなどのおまけも一緒に予防したい場合はガージダルを打つといった選択になるのでしょうか。ただ、いずれにしても結論がでていません。

接種方法は基本的に同一ですが、サーバリックスは0,1,6ヵ月後の3回接種で、ガーダシルは0,2,6ヶ月後の3回接種です。どちらも筋肉注射です。

副反応は海外で比較した2009年のデータですと、接種後の腫れや痛み、接種後の熱やだるさなどの症状は、いずれもサーバリックスを方がやや多い、という結果でした。

2011年9月15日から、どちらのワクチンも公費で接種できますが、どちらかを1回接種した場合、2回目以降は同じワクチンを接種することになっております。他のワクチンに変えることはできません。

★★最終的にどちらのワクチンがよいかは、長期間のデータがでていないため、どちらがよいのかは正直なところわかりません。
最終的に患者さんにどちらかに決めていただく必要があります。

ご予約はお電話で受け付けておりますので、どちらのワクチンがご希望かお決めになってからお電話ください。